Let us break bread together

Let us break bread together

Let us break bread together        共にパンを割きましょう
On our knees.                 ひざまずいて
When I fall on my knee,           朝日に顔を向けて
With my face to the rising sun,      ひざまずいく時、
O Lord, have mercy on me.         主よ、あわれんで下さい

Let us drink wine together        共に杯を飲みましょう
※繰り返し

Let us praise God together        共に神に祈りましょう
※繰り返し

 on one's kneesは膝の上に体がある状態なので「ひざまずいて」となります。最初はOn our knees
となっていますが、When以降はon my kneeとなっています。なので前半と後半では別の場面と考えても
良いと思います。前半は礼拝式の場面、後半は個人的な祈りの場面といった感じです。この意味すると
ころを聖書からピックアップします。

コリント人への手紙 11章23-28節
 「私は主から受けたことを、あなたがたに伝えたのです。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンを取り、
感謝をささげて後、それを裂き、こう言われました。『これはあなたがたのための、わたしのからだです。わた
しを覚えて、これを行ないなさい。』夕食の後、杯をも同じようにして言われました。『この杯は、わたしの
血による新しい契約です。これを飲むたびに、わたしを覚えて、これを行ないなさい。ですから、あなたがた
は、このパンを食べ、この杯を飲むたびに、主が来られるまで、主の死を告げ知らせるのです。したがって、
もし、ふさわしくないままでパンを食べ、主の杯を飲む者があれば、主のからだと血に対して罪を犯すことに
なります。ですから、ひとりひとりが自分を吟味して、そのうえでパンを食べ、杯を飲みなさい』」

下線部分を順に説明します。

最初:最後の晩餐の夜です。ダビンチの絵が有名ですが、考古学的には間違ってます。当時のユダヤで
   は椅子を使って食事しませんし、主人は中央席に位置しません。ダビンチの構図は西洋の習慣を元
   にして描かれています。
つぎ:聖書では「主の日」と記述されることが多いです。イエス・キリストが地上に再臨する時です。
   黒人霊歌では in the(that) morningとしてよく登場します。
最後:キリスト教会では「聖餐式」と呼ばれる儀式がありますが、これは御利益や功徳を求めて行われる
   ものではありません。救い、恵みの確認や味わいのために行われます。「洗礼式」も同様です。
   カトリック教会では神父が白くて、薄くて、小さいものを信徒の口に入れてますね。これは聖餐を簡
   略化したものです。いわゆるミサですね。プロテスタント系の教会では実際にパンと葡萄ジュースを
   配って、みんな一緒にいただきます。黒人霊歌はプロテスタント系(聖書が中心)ですので、この歌
   の様になります。