Swansea Town

Swansea Town

Oh, farewell to you, my Nancy,
Ten thousand times adieu!
I'm bound to cross the ocean, girl,
Once more to part from you.

Once more to part from you, fine girl,
You're the girl that I adore.
But still I live in hopes to see
Old Swansea town once more.

Now I'm outward bound aruound Cape Horn,
For Frisco and afar.
I'll write you letters when I bound there,
And you'll know I'm homeward bound.

Now we're off to Swansea town, we are;
I can see the lights quite plain,
And I know that Nancy's down by the beach,
With her apron all a spray:

So take my ropes and make me fast,
I'm in Swansea town once more.
And all I've live in hopes to see
Old Swansea town once more.

【地名】
Swansea  スワンシー、スウォンジー。ウェールズの港町

Cape Horn ホーン岬:南米最南端

Frisco =San Francisco

【歌の内容】
 船出を前にした船乗りの恋人との別れの歌。
 歌詞の地名が今の地名と同じであれば、ウェールズの港町スワンシーから大西洋
を縦断し、南アメリカ大陸最南端のホーン岬を回り、北上してサンフランシスコに
至る長旅である。無事に戻ってきて、恋人と再会したい、再び故郷の町を見たいと
いう、切実な思いで全編が綴られている。
 このメロディーはイギリス民謡としても有名で、ホルストのブラスバンド曲、
「ミリタリーバンドのための組曲第2番」にも引用されている。

【大意】
ああ、さようなら。元気でいてくれ、ナンシー
何度もさようならを言うよ
僕は大海原を渡っていく
もう一度君と別れなければいけない

もう一度君と別れなければいけないけど
愛しているのは君だけなんだ
でもぼくはまだ希望を持っているんだ
懐かしいスワンシーの町をもう一度見るという希望を

これから僕は航海に出て、ホーン岬を回り、
さらに遥か遠くのサンフランシスコまで行くんだ
そこに上陸したら手紙を書くよ
それを見たら僕が帰路についたことがわかるだろうから

我々は今スワンシーの町を離れようとしている......
町の灯りがはっきり見える......
そして僕にははっきりわかる  ナンシーが浜辺に出て
僕に向かってエプロンを力いっぱい振っているだろうと

だから僕の心のロープをしっかり君の心につないでくれ
もう一度スワンシーに帰って来れるように
僕の希望はこれに尽きる
もう一度スワンシーの町を見ることに