Swing down chariot
Swing low sweet chariot
私を(天の)住まいに運んでくれる
coming for to carry me home
麗しい馬車よ、降りてきておくれ
Why don't you swing down sweet chariot 麗しい馬車よ、降りてきてよ
Stop and
let me ride 停まって乗せておくれ
Swing down chariot
馬車よ降りてきて、
Stop and let me ride
私を乗せてちょうだい
Rock me Lord, rock me Lord
主よ、穏やかで安らかに
Calm and easy 揺らして下さい
Well I've
got a home on the other side かの地に住まいが出来たのですから
Ezekial went down in the middle of a field エゼキエルは原っぱに降りて行ったんだ
He
saw an angel workin' on a chariot wheel 彼は天使が馬車の車輪を整えているのを見た
Wasn't so
particular 'bout the chariot wheel そんなに特別な車輪ではなかったよ
Just wanted to see how a
chariot feel 彼は馬車がどんなものか見たかっただけなんだ
Ezekial went down and he got on board
エゼキエルは降りて行って馬車に乗ったんだ
Chariot went a bumpin' on down the road
馬車はデコボコ道を下って行った
Zeke wasn't so particular 'bout 彼にとってデコボコ道は
the
bumpin' of the road そんなに特別なものではなかった
Just wanted to lay down his
heavy load 彼は自分の重荷を下ろしてみたかっただけなんだ
出だしは超有名な黒人霊歌"Swing low sweet
chariot"ですね。紀元前9世紀の預言者エリヤの物語で、列王記に記載されています。天から来た馬車で天まで上げられます。生きた姿のままで天に上がられた預言者はエリヤだけです。そんな状況へその憧れがこの歌です。続いて紀元前6世紀のエゼキエルが出てきます。エゼキエル書には"chariot"は登場しません。なので無理矢理なドッキングですが、気持ちは前者と同じです。微妙なニュアンスが"I've
got a home on the other
side"の現在完了形によく表れています。「かつては無かったが今は住まいがある」といった感じです。エゼキエル書の預言には予言が多くあります。「主の霊によって、私は連れ出され」といった表現でエゼキエルは未来の様子を見ます。"chariot"に乗せられる訳ではありません。でも妙な生き物が登場します。第九にも出てくるケルビムです。「私が見ると、ケルビムのそばに四つの輪があり、一つの輪は一つのケルブのそばに、他の輪は他のケルブのそばにそれぞれあった」この辺から"chariot"を連想したと察します。